回転機器の異常診断・問診ソフトの開発
- 現状
振動診断法では異常原因や進行程度を推定するのが難しく、熟練者や専門家も限られています。 - 目的
設備診断をする上で、従来型の振動計では機能的に限度があり、専門的で熟練者しか扱えません。
また、診断メーカーにも依りますが自動診断では限られた異常要因しか出ない問題もあります。 - 解決法は問診法でスキルUP
そこで、過去の実例から問診形式で分析内容を登録して、使いながら診断のスキルを向上させる方法を開発しました。(新感覚の問診ソフトを搭載 SA-FRONTIRE-PRO)
皆さまにご好評頂いておりましたシミュダスが進化してさらに小さくなりました!
日本プラントメンテナンス協会のPM優秀賞品賞の開発賞を受賞しました。
受賞賞品 振動診断ソフトSA-フロンティア-Pro
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電圧入力ソフト SA-VOLT 電圧君 (商標登録済)
シミュダス SA−Pro の開発ポイント(ご説明)
シミュダスSA−Proの開発コンセプトと経緯は以下のとおりです。
私(沢田テクニカル社長 沢田作雄)は、元々日立造船(株)因島工場に機械関係のエンジニアとして作業に従事していましたが、
オイルショクや構造不況により日立造船の撤退が影響し、リストラの憂き目を合いました。
その後関係会社に行きましたが、優秀な部下の就職先も見つからない時期もあり、
昭和63年07月19日に独立して今日に及んでいます。
振動診断を始めたのは平成2年頃たまたま知り合う機会に恵まれまして、
以降独学で勉強し、現場で実際の作業をしながら分解・診断・解析・検証などの経験を積んで参りました。
しかし、メーカ品の振動採取機器や解析器は高額でしかも操作性も悪くてとても満足できるものには巡り会えませんでした。
そこで、6年前から私なりの現場技術者の発想で作りたいと思い、東陽テクニカの大宅氏の薦める電圧型のセンサーに
巡り会ったのも大きな転機となり、JFEメカニカルの友人とも相談しながら開発を進めて参りました。また、現在も継続中です。
製作に当たっては、ハード機器は一般汎用品機器を使用し、簡単に購入して組み立てられる装置となるように配慮しました。
(開発費用の軽減と販売価格の問題)
つまり、ハードは一般汎用機器を使用して専用ソフトの中身に現場の感性を存分に組み込んでいます。
まだまだ私の思いの70%程度ですが、今後、電圧信号のトータル解析などメニューの増加などに取り組み
バージョンアップ化していきます。
シミュダスとは?
振動シミュレーションと趣味だ! 友人からもう趣味だねとよく言われまして 新用語を特許登録しています。また、開発のためにシミュダス社として資本金300万円で設立しています。
【特 徴】
・ 振動の初心者でも超簡単に操作ができます。
・ ボタン操作一つで信号採取が出来ます。(測定の外注化)
・ 一日に測定出来る台数は業界最高峰(200台可能)
・ 機能性は簡単操作で綺麗
【究極の目的】
1.診断作業の高効率化
測定準備→測定採取→画像撮影・調査・メモ→速報・測定値→解析→報告書までの一貫作業が超簡単で早い。
測定作業などは専門知識が不要で外注化できる。
2.測定データの共有化
個々人の診断した経験が共有化でき、データとして残せる。
(診断レベルの向上・教育研修・事例分析・データ検索可能)
3.診断結果の誤診防止
共有化による誤診防止ができる。データを転送して診断内容を検証できる。
4.メンテナンス会社としてあらゆる機械装置の実例研究と収集化することで、ベストの提案が出来る。
各設備や機器の振動しきい値の設定
寿命時間の予測や設定
メンテナンスのポイント設定などの助言
以上をライブラリー化し、各業界の需要に対応するデータを揃える。
これが私たちの究極の目的です。